生成AI(Gemini)×税理士事務所 ~一人事務所のための最高のパートナー~

生成AIの活用がビジネスシーンで急速に広まっています。
大企業では自社開発の生成AI導入による業務効率化が進む一方、中小企業や個人事業主は情報漏洩リスクや開発リソース不足といった課題から導入に踏み切れないケースに直面しています。
本記事では、Google WorkspaceのGeminiを例に、中小企業でも安全に生成AIを活用し、業務効率化を実現する方法を紹介します。

  生成AI導入の現状と課題

生成AIは、業務効率化や新たなサービス創出を可能にする革新的な技術です。
大企業では、情報漏洩対策を施した自社開発の生成AIを導入し、大幅な業務時間削減を実現しているというニュースが毎日のように飛び込んできます。
しかし、中小企業や個人事業主にとって、生成AIの導入には以下のような課題が存在します。

  • 情報漏洩リスク: 顧客情報や機密情報を含むデータの漏洩リスク
  • 開発リソース不足: 自社仕様の生成AIを発注・運用するための資金や人材の不足

私のような*一人事務所では、自社専用の生成AIを開発するだけのリソースを確保するのは現実的ではありません。(多くの中小企業も同じではないでしょうか。)
生成AIを使える大企業と生成AIを使えない中小企業との生産性の差は、今後ますます拡大していくのではという危機感を非常に感じていました。
*勤務先の税理士事務所業と直接個人で受任している税理士業と2足のわらじ状態です。

  個人事業主や中小企業のための生成AI活用術

上記のような課題を抱える個人事業主や中小企業にとって、Google WorkspaceのGeminiは最適な選択肢となります。
Geminiは、Googleが提供する生成AIであり、Business Standardプラン以上でフル機能が利用可能です。
Google側も学習しないと明言されているため、情報漏洩リスクを抑えながら、安全に業務効率化を図ることができます。
(ChatGPTにも、会話を学習させないモードはあるようです。)

  Gemini Google Workspace とは?

Geminiは、Googleが開発した大規模言語モデル(LLM)です。
自然言語処理、画像認識、音声認識など、多様なタスクに対応できるAIとして注目されています。
Google Workspaceに統合されており、Gmail、ドキュメント、スプレッドシートなど、様々なアプリケーションで利用可能です。

  Geminiで実現する業務効率化

私も一人で税理士業をやるにあたり、税理士業・事務所運営・マーケティング・HP作成・リサーチ業務とタスクは無限にあります。

以前勤務していた税理士法人では、規模のメリットを活かし、業務分担してみんなでこなしていました。
それを今後は一人でこなしていかないといけません。
当然私自身、得手不得手があります。
とにかく業務改善・生産性向上が至上の命題でした。
現在、Geminiは、上記の業務の様々な方面にて日々活躍してくれています。
業務への具体的な組み込み事例は、別の記事で紹介予定です。

  まとめ

YouTubeでGoogleのエンジニアの方が「Googleでは、生成AIはPCやスマホと同じくらい、仕事をする上では無くてはならないという位置づけ」という趣旨の発言をされてましたが、私自身も正にそういう状況です。
もう私自身、Gemini無しでは仕事ができなくなりつつあります。

このように、生成AIは中小企業にとっても業務効率化を実現するための強力なツールとなります。
Google WorkspaceのGeminiは、情報漏洩リスクを抑えながら、安全にAIを活用できるサービスです。
Geminiを活用することで、業務効率化を図り、競争力を強化していくことが重要です。

本記事では、Google WorkspaceのGeminiを例に、中小企業における生成AIの活用方法を紹介しました。
Gemini以外にも、様々な生成AIサービスが登場しています。
それぞれのサービスの特徴を理解し、自社のニーズに合ったものを選択することが重要です。
Geminiの活用方法についてさらに詳しく知りたい方は、後日執筆予定の当ブログ記事をお楽しみに!

税理士 今北有俊