私は、自宅PCはMacBookを10年以上、スマホはiPhone、タブレットはiPad、時計もApple WatchとApple信者の(appleに囲い込まれた)税理士です。しかし、会計ソフトや税務ソフトはWindowsのみ対応…。そのため、MacとWindowsの書類やデータやり取りには長年頭を悩ませてきました。この記事では、そんな二刀流税理士の悩みを解決してくれた最適解ともいうべき、Google Workspaceの魅力と具体的な活用法を、段階を追ってご紹介します。

Macユーザー税理士の長年の悩み
私は自宅PCとしてMacBookを10年以上愛用し、スマートフォンはiPhone、タブレットはiPad、時計もApple Watchという、いわゆる「Apple信者」です。しかし、税理士業務に不可欠な会計ソフトや税務ソフトは、基本的にWindowsのみ対応という現実があります。そのため、Windows PCも所有しており、MacとWindows間での書類やデータのやり取りについては、長年にわたり頭を悩ませてきました。
会計・税務ソフトはWindowsが必須
今でこそ一部のクラウド会計ソフトにはMac対応のものも出てきていますが、以前はWindows一択でした。会計ソフトや税務ソフト関係の挙動が後述のMacBook×Boot Campで果たしてうまくいくのかという心配もあり、結局「会計ソフトや税務ソフトはWindows PCで」というスタイルにならざるを得ませんでした。
消えたBoot Campと残る互換性の壁
昔はBoot Campを使えばMacBookでもWindowsOSが起動したので、一時Boot CampでWindowsを入れている時もありました。しかし、M1チップ以降のMacではBoot Campはどうやらできないようで、過去のものとなっています。これにより、MacユーザーがWindows環境を整えるハードルは上がり、OS間の非互換性は依然として大きな課題として残りました。
純正カレンダーとリマインダーの連携問題
互換性の悩みで特に大きかったのがカレンダーです。長年Macの純正カレンダーを使っていて、MacBook、iPhone (Apple Watch)、iPadで連携させていましたが、Windows PCで作業する時の連携ができませんでした。リマインダーも同様で、スケジュール管理の一元化が難しく、非常に不便を感じていました。
NumbersとExcel、表計算ソフトの悩ましい関係
そのほか、表計算ソフトも悩みの種でした。Macでは、WindowsのExcelに相当する表計算ソフトはNumbersです。しかし、NumbersのデータのままWindowsとデータのやり取りができないため、Numbers側でExcel形式に書き出す必要がありました。そして、Excel形式で書き出しても、なぜか見え方が微妙に違ったり、レイアウトが崩れたり(固有フォントのせい?)することがありました。
会計事務所業務はWindows前提で組み上がっているため、Macユーザー泣かせなところがあるのです。
これが最適解!Google Workspaceとの出会い
そんなMacとWindowsの壁に長年悩まされてきた私にとって、まさに救世主とも呼ぶべき存在に出会いました。それが「Google Workspace」だったのです。Googleカレンダーやスプレッドシート、ドキュメントといったGoogleのサービスは、
基本的にMacやWindowsといったOSを選びません。
この特性が、私の業務環境を一変させてくれました。
Google WorkspaceがMac↔︎Windows問題をこう解決する!
具体的にGoogle Workspaceがどのように私の悩みを解決してくれたのか、ご紹介します。
Googleカレンダー:Apple Watchまでシームレス連携
まずカレンダーです。Googleカレンダーをスケジュール管理の軸に据えました。事務所のWindows PCからGoogleカレンダーに予定を入力すれば、外出先でiPadやiPhoneからでも同じ情報を確認・編集できます。さらに素晴らしいのは、GoogleカレンダーをMac(またはiPhone)の純正カレンダーと連携させておけば、Apple Watchにもきちんと通知が届き、連携ができるのです。これで、どのデバイスを使っていても最新のスケジュールを把握できるようになりました。

Googleスプレッドシート&ドキュメント:OSを選ばない安心感
表計算ソフトや文書作成ソフトも、GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントを使うことで、OS間の互換性を気にする必要がなくなりました。NumbersからExcelへ書き出す手間も、レイアウト崩れの心配もありません。ファイルの共有も簡単で、クライアントやスタッフとの共同作業もスムーズです。
Googleドライブ:どこでも同じ作業環境を実現
そして、これらのファイルやデータを保存・管理するのがGoogleドライブです。Macで作業したデータをGoogleドライブに上げておけば、事務所のWindows PCでも、外出先のiPadでも、基本的に同じように作業を継続できます。これにより、場所やデバイスに縛られることなく、効率的に業務を進められるようになりました。
日本のビジネスシーンにも最適!Google軸の業務スタイル
日本では、仕事はWindows PC、会社支給の携帯や私物のスマートフォンはiPhone(場合によってはタブレットもiPad)という方が非常に多いのではないでしょうか。(私も前職の税理士法人でも同じでした。)このような環境の方々にとっても、Google Workspaceを軸に業務のスキームを組み立てることは非常におすすめです。OS間の縛りを軽々と飛び越えて、シームレスな業務フローを構築できます。この快適さを、Mac↔︎Windows問題にお悩みの方に、ぜひとも試して欲しいと感じています。

まとめ:Google Workspaceであなたもシームレスな二刀流へ
MacとWindows、異なるOS間でのデータ連携は、特に私のようなApple信者の税理士にとって長年の悩みでした。会計ソフトはWindows、でも普段使いはMacやiOSという環境では、カレンダーの同期やファイルの互換性に日々ストレスを感じていました。しかし、Google Workspaceの登場がその問題を解決してくれました。Googleカレンダー、スプレッドシート、ドキュメント、ドライブはOSを選ばず、どのデバイスからでもシームレスに連携し、作業を可能にします。Apple Watchとの連携も完璧です。この「Google軸」の業務スタイルは、Macユーザーだけでなく、Windows PCとiPhoneを併用する多くのビジネスパーソンにとっても、業務効率を格段に向上させるはずです。ぜひ、このシームレスな二刀流ワークスタイルを体験してみてください。
CTA(Call to Action)
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税理士 今北有俊
